「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」(佐藤航陽著)の感想・レビュー




メタップス(6172)社長の佐藤航陽さんのお金2.0を読みました。

正直読む前はあまり期待していなかったけど、思った以上に面白く、自分の生き方を考えるきっかけにもなりました。


お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

<script>” title=”<script>

<script>

総論として

現在の世の中は、資本主義により成り立っている。資本主義は
・管理者が個人を管理する「中央集権」の仕組みであり
「会社」「国家」の力が強い。
・評価のモノサシは「お金」「実用性」である。

資本主義自体は優れた仕組みであり、これ自体が無くなることはないものの、

新しい価値観として、価値主義が広がりを見せている。価値主義は
・中央集権に対し個々人に「分散」化された仕組みであり、
「個人」の力が強い。
・評価のモノサシは「共感」や「感謝」といった内面的(目には見えない)価値である。

また、価値主義を支えるインフラとして、「仮想通貨」(ビットコイン等)は「個人が発信できるツール」(SNS、動画共有、ブログ等)の利用が広がっている。

そして、資本主義自体はこれからも続くものの、お金に変換される前の目には見えない「価値」のが相対的に高まっていく。
というのが、個人的に要約した総論。

価値主義の流れを踏まえて

この流れや考え方自体は元々個人的に感じてはいたけど、そのスピードや広がりの度合いは自分の想像以上かも。というのは感じるものの、それを踏まえ自分自身の生き方や考え方を見直す必要があるか。という点について考えたところ。

基本的には今の生き方・考え方でOK。
むしろ現時点の生き方でそれなりに流れにマッチしている気がする。

というのが現時点での感覚。

「お金」以外の「評価」が相対的に高まる流れはあるものの、お金で買えるモノやサービスが大事なのは変わらないのでこれを積むのは正しい。
会社に頼らず収入を得る手段が増え、会社依存度を減らす人が増えるのは間違いないとは思うけど、やはり経済の主体は会社であり、自分が現役世代である数十年以内に会社と個人が逆転する程の変化は考え辛い。
何だかんだで会社に所属したり、フリーでも会社から仕事を貰う人が大半というのが続くと思う。

あと価値主義については、要は自分の好きなことをやって、情報発信や人との交流を通じて評価を得る。でもって現状のターゲットは「お金や投資」ということだと思うので、引き続き

・お金や投資に関してやることやって、
・Twitterやブログを書きつつ、
・機会があれば色々な方法で情報発信や人との交流

といった今やっていることを継続していければよいな、と思いました。
あとは家族やリアルを大切にしつつ、仕事もまあソコソコに。

投資観点では

ということで、生き方は概ね今のままでOKと再認識したところで、あとはこの流れを投資にどう活かすかという点について。

これは単純に考えると、仮想通貨等の先端技術やプラットフォームを保持・開発している会社への投資。ということになるけど、

・現状ややバブル気味に買われていると感じていること
・どこが生き残るか分からないこと

から、すぐに投資をするのではなく、この先株価が落ち着いて、将来的に継続して成長できそうな銘柄を見極めることが出来れば、投資するのもありだと思いました。

ただ、自分自身は財務諸表に載っている定量的な価値を中心に投資判断をしており、ここを大きく変えるのは現実的ではないものの、財務諸表には載らない「情報」や「(優秀な)人材」といったものの価値が高まっていくのは間違いないので、その辺の見極めや評価の仕方については考えないと、と思いました。

まとめ

今世の中で起きていることや、それを踏まえて自分を見直すきっかけにもなると思います。
世の中が変わり始めている、というのを何となく感じている方こそ、読むと何かしら気づきがあると思います。
おすすめです。


お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

ブログランキング参加中です。クリックお願いします!
↓↓↓




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください