新社会人に伝えたいお金を貯めるための5つの習慣・ルール




4月もほぼ終わりに近づいて4月に入社した新社会人で初給料をもらった人も多いと思います。

自分はかれこれ社会人になって10年以上経過してしまいましたが、今改めて振り返ると、お金に関しては上手くやれたと思うことと、そうではないことがあります。

自分の場合は20代前半に貯蓄と投資で1000万を貯めるもの、その後投資で損失を出し再び1000万を超えたのは20代中~後半、その後30代の現時点ではそれなりにという感じです。

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新社会人に向けた5つのお金の習慣・ルール

ということで、今自分が新入社員にお金のことをアドバイスするなら、こんな感じかな?ということをまとめてみました。

①財形積立(強制力のある貯蓄)を始める
②投資やお金について勉強する
③出来れば投資を始める
④会社の制度を活用する
⑤楽しむためのお金を使う

以下それぞれについて補足をしていきます。

①財形積立(強制力のある貯蓄)を始める

社会人になったらお金を貯めよう!と思っている人は多いと思います。

その思いは大事ですが、実際に安定してお金を増やすには意識しなくてもお金を増やす仕組みづくりが大事であり、具体的には

・先に貯蓄分を引いて余った分で生活する
・貯蓄は出来るだけ下し辛い場所に置いておく

ことが望ましいです。

理由は、性格にもよりますが、お金はあれば幾らでも使えるし、逆に無いなら無いでソコソコ何とかなるものなので、強制的に使えるお金を減らすのが手っ取り早いです。

勤務先に制度がある場合は、財形貯蓄を使うのがお勧めです。

財形貯蓄は、一般/住宅/年金の3種類があり、「一般」は利用制限なし、「住宅」と「年金」はそれぞれの目的で利用すれば利息の非課税措置がある貯蓄であり、財形貯蓄を始める前にどれか選ぶ必要があります。

住宅・年金は目的外の理由で解約すると非課税措置がなくなり普通に課税されますが、逆にそれ以上のペナルティは無いので、とりあえず住宅・年金のいずれかを選んで、目的通り使えればラッキー、目的外で解約したくなったらそれはそれで解約してしまうのが良いと思います。

財形貯蓄制度が無い場合は、銀行の自動積立定期預金等、同じように天引き貯蓄が出来るサービスを検討するのが良いと思います。

自分の場合は、1年目からとりあえず毎月3.5万、ボーナス月+4万で年間50万貯まるよう設定していました。

②投資やお金について勉強する

投資する・しないはともかく、お金を増やすには、知っている・知らないの差が付きやすいので、本やネットで投資やお金について勉強するのが大事です。

例えば、ふるさと納税などは知っていればノーリスクで年間数万の差が付きます。
他にも細かな節約術は色々ありますが、面倒なものはやらず、自分がやりやすいものをやるだけでも十分です。

そういったお金に関する知識に加えて、お金に関する意識を高めていけば、自然と無駄なお金を払わず、拾えるお金も増えていき、長いスパンで見ると数百万~1000万円以上の差になってきます。(誇張ではなく)

とにかくお金に関する知識は早く身に着ければつける程効果が大きくなるので、早く始めるのがお勧めです。

自分の場合は、20代前半までに投資・お金に関する数十冊の本と色々なウェブサイト漁りをすることでそれなりのベースが出来たと感じます。
(もちろん今でも勉強は続けていますが。)

③出来れば投資を始める

投資については性格や考え方にもよるし、2018年現在は相場環境が易しくないこともあり絶対やるべし!とは言えないですが、個人的にはちゃんと勉強した上で実践すれば長期的には成果が出る可能性は高く、若い内なら損しても取り返せる可能性が高いため、やった方がお金に関して幸せになれる可能性が高いと思います。

何をやるかは色々調べて自分に合いそうなものを選ぶのが一番ではありますが、比較的始めやすいのは優待株投資や投信の積立あたりだと思います。

優待株を含めた個別株投資をするなら、割安・高利回りを意識すればリスクは多少抑えることが出来ると思います。

投信積立であれば低コストのファンドを選ぶのが無難で、慣れてきたら自分なりに投信を選ぶのも良いと思います。

いずれにしても、まずは②にも書いた通り勉強をした上で始めましょう。

自分の場合は、社会人1年目から
・個別株投資
・投信積立(さわかみファンド)
・純金積立
あたりは始めていたた記憶があります。さわかみファンドは途中で辞めちゃいましたが。

④会社の制度を活用する

まずは社内の人に聞くなりイントラを確認するなりを調べた上で、使えるものは使い倒すことをお勧めします。

例えば、保養所や施設の利用割引といったサービスを活用したり、変わった所では自分に何かあった時にどのような支援があるか知ることで、不要な保険加入を防ぐことが出来るかもしれないです。

あとは勤め先だけではなく、健康保険組合には独自のサービスがあるところも多いので、こちらもチェックするのがお勧めです。

なんだか若い内って会社の制度を使う人が少ない気がするのだけど、馬鹿にせずきちっと活用しましょう。

⑤楽しむためのお金を使う

ここまではお金を貯める・増やすことについて書きましたが、全く使わず貯め込むだけだとアレなので、自分が楽しむためのお金は(節度を持って)使いましょう。

年を取ってから100万円使うより、若いうちに100万円使う方が絶対に楽しいし、得るものも大きいです。

あと当たり前ですが、自分が大事にしたいと思える人間関係ではお金をケチらないほうが良いです。

その他小ネタ

とりあえずメインの5つの話は終わりだけど、あとは細かな話をいくつか。

保険について
→基本的に最低限で良いと思います。個人的には保険は確率は低いけど発生したら致命傷を負うようなリスクに対してかけるものだと思います。医療・保険については共済がコスパが良いです。

確定拠出年金
→お得な制度です会社に制度がある場合はフル活用しましょう。あと最初は金額も微々たるもので期間も長いので、ある程度ハイリスクな運用から始めてよいと思います。会社に制度が無い場合は個人型の確定拠出年金の検討をお勧めします。

税金と社会保険
→住民税は2年目の6月からかかるので1年目と比べて手取りが減る可能性があります。あと社会保険(年金+健康保険)は4-6月の平均給与で決まるので、3-5月は残業を控えるなどその期間の給料を減らす努力をした方が良いです。

固定費について
→固定費は出来るだけ抑えましょう。家賃や通信費を抑えられると大きいです。あと生活レベルは一度上げると下げるのはかなり大変なので気を付けましょう。

おわりに

お金に関しては1か月・1年では大した差は付かないけど、10年も経つと似たようなお給料を貰っている同期同士でも1000万円以上の差が普通についています。

また、10年でそれだけ差が付くと、その後数十年では数千万~下手すれば億単位の差がついていきます。

お金は手段でありお金を貯めることが全てではないですが、あったほうが幸せになれる可能性が高まると思うので、必要なお金は使いつつ、将来のことも考えてバランスよく使って・貯めていって貰えればと思います。




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