2/20の決算以降色々とリリースが出ているので整理をしておく。
ただ先週金曜リリースのいすゞとの提携ネタを書く前に力尽きたので、これは明日以降に書きます。
過去の分析記事
リリース記事の整理
※リンクはリリースのPDFが開きます。
①2/20 資本金の額の減少並びに剰余金の処分に関するお知らせ
復配のため、資本剰余金を利益剰余金への振替を株主総会の議題とします、とのこと。
その後株主総会で可決→明日(5/1)実施予定なので、これで無事復配できる体制が整いました。
今期の復配はほぼ確実だと思うけど、いつ、どのような内容でリリースを出すか?
・早ければ1Q(1-3月期)決算発表前後、つまり5月上~中旬。
・もしくは中計発表時、具体的には未定だけど恐らく今期中どこか。
・もしくは11月末の中国子会社清算時の取締役会後
・一番遅くて、今期末決算発表前後、つまり来年2月頃。
内容的には仮に同業のIDOM(ガリバー)と同じ配当性向30%→13円以上とかなら文句なし。
どうなるか分からないけど、何となく10円くらいは出してくれるんじゃないかと妄想。
②2/20 当社ならびに当社主要子会社(アップルオートネットワーク株式会社)における取締役の異動に関するお知らせ
本社及び子会社に、元オリコトップの西田宜正氏と、元イオン銀行トップの片岡正二氏を社外取締役として選任するとの内容。
こちらも株主総会で可決済み。
基本的に新興国の自動車販売ビジネスは売れるけど債権回収難度が高く、ファイナンスのノウハウが超重要であり、このお二方の選任は海外事業拡大の志向によるものだと思われ好印象。
あとこれは個人的な妄想だけど、2/27の日経の記事(東京センチュリー、バンコクに新会社 タイ事業強化へ)によると、イオンFSと東京センチュリーが絡みタイで自動車関連の金融サービスを手掛ける新会社を設立とのこと。
東京センチュリーとオリコは同じみずほ系で、合弁のリース会社オリコビジネスサービス、オリコオートリースを保有する仲良しさん。
更にイオンFSも絡みながら、タイの自動車事業を強化となると、アップルが絡んでくる可能性はあるんじゃないかなー、オリコとも提携となったら注目されそうだなー、と妄想しています。
③2/20 平成28年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
この記事で分析済みなので省略。
④3/3 平成28年12月期 決算報告資料
個人的には決算説明会で詳細な中計の発表があると思っていたけど、諸事情で限定的な内容しか出せなかった模様。
とはいえ今後の戦略として、現在主力のタイビジネスの強化とタイ以外の国へのビジネス拡大、国内のカーシェアビジネスなどが具体的に書かれているので、投資を検討するならご一読を。
⑤4/3 募集新株予約権(業績目標連動型ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
⑥4/21 募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行内容確定に関するお知らせ
取締役及び従業員に対するストックオプションの発行。
・全て発行される場合の希薄化は2%程度。(260,000株)
・行使価格は289円。
・行使期間は2021年~2027年。
・発行条件は2018年度~2020年度の3年間全てで営業利益が7億円を超えることが条件。
ストックオプションは好きではないけど、これは2018~2020年の営業利益7億はかなり固いとも読み取れ、あとは取締役及び従業員がやる気になるのであれば悪くはないかな、と。
⑦4/14 連結子会社の解散及び清算に関するお知らせ
あまり反応は無かったけど個人的には結構重要なリリース。
債権回収や事業を畳むための業務のみを行っていた、中国関連会社の清算がほぼ確定。
清算に伴う為替差益6.5億が発生(但しキャッシュインは無し)
基本的に全て引当済みなので追加損失は発生しないはず。
逆に債権回収状況次第で特別利益の発生もあるかも。
また、この解散会社の業績推移を見る限り、清算業務だけでも
2014年度:7.7億
2015年度:0.5億
2016年度:2.1億
程度の損失が連結PL上計上されていたはずで、これが来期から無くなるインパクトは地味に大きい。
去年なんて純利益3.8億だから、この損失が無ければ約30%増しの5億だからねえ。。。
⑧4/28 いすゞ自動車との資本業務提携及び第三者割当増資による新株式発行に関するお知らせ
以下に続きます
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